今日はい~いドラマ見させてもらった――。最終レースの半周近くの競りを何べんも喋りつづける男と相席になったのは、三十数年前の京王閣競輪場近くの一杯飲み屋だ。
あの親爺が今日の大宮の決勝を見たらきっとおなじ台詞を吐いたに違いない。
凄いとか強いとか紋切型の表現は好みじゃないが、稲垣裕之は凄いなァと改めて思った。競輪競走に於いて先行選手が闘うということ・勝負するということを具現してくれる、稀有な存在であることを再認識した俺だ。
車券は紙屑と化し・競走終了から七時間も経過しているのに、ずっと稲垣のことばかり考えている。こんな気分はひさしぶりで、競輪万歳と喝采を叫びたいくらいだ。
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