皆様、おはようございます。
今週末のオートレースは、川口・飯塚の2場開催。このうち、川口3日間開催は一足早く今日が最終日。昨日の準決勝戦8バトルを勝ち上がった精鋭8選手による優勝戦を迎えます。
という事で、今日は、この川口普通開催の優勝戦前予想にて、皆様のご機嫌を伺います。
春一番が吹き荒れ、20度を超える気温の中行われた初日とは一転、冬の気候に逆戻りした昨日は、コラムでも予測した通りハイスピードレースが展開され、準決勝戦8個レースは全て本走タイムが3.40を切る結果となりました。
最近の傾向から、今日の優勝戦もハイスピードレースになる事は想像に難くありません。
天気予報も申し分無し、終日晴天の川口オートレース場、想定は良走路一本です。
では、優勝戦はいつものように、1車1車の短評形式で、前予想をしてみたいと思います。
①平川 博康 (川口) ハンデ 0
10m外枠に置かれた準決勝では、スタート課題有る0mの岩永清を出足で叩くと、枠なり先行の同ハン浅野幸を1周3角で捌き、後はペースを上げ、後続の追撃を振り切りました。
今日は単独0mから逃げる形、10mの壁が無い分、どこまでペースを上げて逃げられるかがカギとなります。主力勢の本走が既に3.35~36まで出ている以上、昨日の本走(3.399)では及びません。前回川口の優勝戦(2着)では3.377までタイムが出ていますが、この時は、途中で捌かれた同ハンの間中大のハイペースの分、更には後ろで押さえ役となった掛川和の存在も大きかったように思います。今日はやはり、まず10m後ろに壁が無い事がやや不安材料となります。
②田村 治郎 (伊勢崎) ハンデ 20
最重ハン30m内(外は池田政)に置かれた準決勝では、枠なりスタートから内目を進む展開。ハイペースで逃げる高石光を最終3角で捕え、池田政も押さえての快勝となりました。
この優勝戦、最重ハン同士の比較は(多少の本走タイムの差はあっても)ハイレベルで僅差。となれば、何と言っても魅力はこの枠となります。かつてはスタートにやや不安の印象がありましたが、近況は殆どその問題が見えてきません。枠なり最内枠なら尚更、キッチリ決めてくるでしょう。これが10m線での並びならまだ多少不安が有りますが、更に角度が付いた20m線となるため、余程の事が無い限りは枠なりトップスタートと見ています。となれば、後はペースを上げて前を捕まえるのみ。主力勢が捌く態勢までに至らないレベルで逃げ続ければ、そのままトップゴールも十分という印象です。
③佐藤 裕二 (川口) ハンデ 20
最重ハン20m大外(内は春本綾、佐藤摩)に置かれた準決勝では、佐藤摩に続くスタートからこれを1周3角で突破すると、後は軽ハン勢を一蹴。試走3.27の機力に違わぬ本走タイム3.369をマークしました。
今日のハンデ位置は絶好ですが、スピードタイプの②田村治が居るだけに、スタートで先に行けなければマーク一杯の形になるかと思います。近況はタイムも高位安定で、枠と展開を考えれば十分車券圏内ですが、全盛期の抜群スタートが出ない限りは、アタマまでは厳しいかな・・・と思います。
④山田 達也 (川口) ハンデ 20
最重ハン30m外(内は高橋弘)に置かれた準決勝では、内の高橋弘がややスタート後に出足付かず、また10m前の福永貴(スタート難有り)を叩けた事も有り、6番手からの追走。その展開の利もありましたが、自身の機力も抜群で、4周3角で先頭に立ち、ケリをつけました。
この準決勝の本走タイムが秀逸(3.355)で、今日も注目となりますが、1つ問題はスタート展開。周りに比べるとややスタートタイミングが劣勢で、10台後半から20台にかけてとなります。勿論、以前から申し上げている通り、オートレースのスタートはスタートタイミングだけではなく、そこから1角~2角にかけての伸び勝負、初手の隊列が出来上がるまでを「スタート」と考えるべきではありますが、ここまでどの選手も機力面で拮抗している状況となると、その差は小さい部分から・・・即ち、スタートタイミングのコンマ何秒という世界から考えていく必要があろうかと思います。上述の通り、昨日好タイムが出た要因の1つとしては、スタートで周りがミスした事により、すぐに実力劣る軽ハン勢を追走できる展開になった事が大きかったと考えています。勿論、この優勝戦でここ一番の強烈なタイミングから速攻展開に持ち込む可能性は否定できませんが、前予想の印を打つ上では、そうなったらごめんなさい、というところで、紙一重ながらやや評価を下げさせて頂きます。
⑤若井 友和 (川口) ハンデ 20
最重ハン30m大外(内は高塚義、鈴木将)に置かれた準決勝では、鈴木将に続くスタートから1周3角でこれを捌くと、軽ハン勢追走モードに。試走抜群であった吉田幸が逃げる中、5周4角でこれを捌き切っての快勝となりました。
近況は好調が続いており、前節浜松G1でも節間を通じ高位安定。優勝戦こそ4着でしたが、単純に10m前の超ハイペースに屈する形、着順そのものは参考外と考えて良いでしょう。
スタートも安定している事から、外枠に行かれる事はまず無さそうで、更に出足がやや微妙な④山田達より先行する形であれば、更に有利な展開となるでしょう。準決勝では吉田幸のペースに連れられ、やや他者よりタイムは落としていますが、そもそも全体のペースは上がると思われるだけに、昨日(3.371)以上のタイムは十分望めます。地元V目指し燃える闘魂、実績面から3.34秒台に届く勢いあれば逆転まで視野に入れたいところです。
⑥木村 武之 (浜松) ハンデ 20
最重ハン20m外(内は斎藤撤)に置かれた準決勝では、スタートそのものは同体でしたが、1角~2角の立ち上がりでカマシ気味に合わせて内の斎藤撤を振り切りました。ここから先は、前が重なり合う大混戦を4周4角で突破し、先頭ゴールを決めました。
この優勝戦を予想する上で、その準決勝の本走タイム(3.388)が他の主力勢に見劣りするように見えますが、まず申し上げておくべきは、このタイムがイコール本人の機力が劣るという事を意味しない、鵜呑みにしてはいけないという点です。
昨日行われた準決勝8個レースの中で、木村武が制した10Rだけが大混戦となり、まずは0m勢の争い、高橋祐を長谷川啓が逆転し、これに10m先行の掛川和が絡み、後ろにとっては壁になる形で展開されたため、全体のレースペースが明らかに落ちた事が、この本走タイムに影響しています。機力が整えば試走から超抜のタイムを残している実績も有り、単純な数字比較での軽視は禁物と言えます。
ただ今日は、それ以前に枠がやや不利であり(主力勢は横一線に近いため)、連下が一杯かとは思いますが、試走タイム比較次第ではそれ以上の評価も必要になるかもしれません。
⑦浦田 信輔 (飯塚) ハンデ 20
最重ハン30m大外(内は阿部剛、平田雅)に置かれた準決勝は、先行の平田雅と10m前深谷輝の間を突くようなカマシが奏功し、早めに主力勢を突破すると、3周1角で早くも先頭、これでケリをつけました。
試走3.26の機力に加え、この展開の早さが好タイム(3.351)に繋がったと考えています。
とは言えこの優勝戦、一転して超抜の車が居並ぶ一戦。この中での20m並びの外、やはりハンデ位置的には厳しい印象が否めません。展開次第では勿論割って入る可能性も否定できませんが、それ以上に枠の有利不利が影響しそうな印象です。
⑧永井 大介 (川口) ハンデ 20
最重ハン40m外(内は内山高)に置かれた準決勝は、得意のカマシで内山高より先行する展開、更には試走3.32で逃げる山崎潤もレースとなれば3.429が一杯の逃げ、という事もあって、試走3.26の機力を活かした早めの攻めが決まり、3周3角で山崎潤を捕えて先頭、そのままペースを上げての快勝となりました。
この優勝戦に関して、印象は前述の⑦浦田信と同様、枠としては更に厳しい印象です。準決勝では全体1番時計となる3.350をマークしていますが、これも準決勝のレース展開・・・即ち、このレースだけ主力40m前が逃げる、ロングに近い(一本棒のため捌きづらいところも無い)展開を機力の差で捌いた結果であり、タイムが出る条件は揃っていたと言えます。
以上を踏まえて、前予想の目は以下の通りです。
[2017.02.19] 川口
普通開催・最終日
【12R】優勝戦 3100m(6周)
良
注①平川博(川)0
◎②田村治(伊)20
▲③佐藤二(川)20
④山田達(川)20
○⑤若井友(川)20
△⑥木村武(浜)20
⑦浦田信(飯)20
⑧永井大(川)20
ポイントは主力20m勢のスタート。枠を活かして内枠勢が先行する形を、中枠⑤⑥が追う展開か。主力勢の機力差は殆ど無く、3.35前後のハイペースとなれば、捌き合うポイントも殆ど無いような展開になる可能性は高い。スタート後の展開がそのまま結果に反映されるような印象。
<良走路>
本線(3単):2-35-1356
押え(2単):5-23
という事で、本日も、少しでも車券のお役に立てれば・・・と思います。
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2017/02/19 9:00 閲覧数(447)コメント(0)
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