みなさん、こんばんは。
防府共同通信社杯が開幕しました。
３３バンクのＧ２戦で、
目まぐるしく展開が動く高速レースが多いからか、
落車・失格の多いこと多いこと。

買っていない私は、
「うわぁ、また落車か。ヒドイな、今のは」
と、思うぐらいですみますが、
買っている人は、
「選手にだまされた」
あるいは、
「競輪にだまされた」
と、思ってしまうことでしょう。

以前から申し上げておりますように、
売り上げを上げるためには、
「安心して車券を買える環境」
が、必須。
買った選手が落車・失格した瞬間に、車券が紙屑になる競輪。
こうも頻繁に起きてしまうと、安心して買えるどころか、怖くて買えない環境と言わざるを得ません。

前記事で少しだけ
「浅井の長塚化」
について触れましたが、
浅井は、
「自分の横の動きは、危険性がかなり高い」
ことを自覚し、改善しなくてはいけません。
元超一流選手だった方から聞いたのですが、
体が大きく、体幹が強く、スピードもある選手が、ハードな横の動きをすると、周りの選手は対応できずに落車してしまうそうです。
番手を回ってきて、仕事するのは大いに結構ですが、
当然、失格するほどやってはいけません。
長塚もそうでしたが、
本人は、
「あれで落ちちゃうの？
そんなにハードに仕事していないんだけどなぁ」
と、思っているのかもしれませんが、
我々ファンが見ても、
完全にやり過ぎています。
仮に落車が無くても失格するほどです。

まあ、同じような仕事っぷりをして、落車だけはさせなかったからセーフになった大御所選手も居ましたが……

とにかく選手達は、ファンに、
「金があれば当然買う。金がなくても、なんとかして買いたい」
と、思わせるレースをしなければなりません。

いくら施行者サイド、運営サイドが、イベントやファンサービスに力を入れたところで、
選手が、肝心のレースを怖くて買えないものにしてしまっては意味がありません。
飲食店でも、いくら店内が清潔で、店員の接客が素晴らしくても、
出される料理が怖くて食べられない物でしたら、客は来ません。

落車・失格だけでなく、番組自動編成の影響で、単騎戦となった実力者達が簡単に消えるのもいただけません。
穴車券を的中させた、一部の穴党ファンは痛快でしょうが、力や実績を重視して買う多くのファンは、
選手の不甲斐ない走りのせいで、
「番組自動編成なんて、やめちまえ」
と、本来責めるべきところではない部分に怒りを感じてしまうでしょう。

私が応援する、千葉の若手選手（恥ずかしくて名前も書けない）も、
地元松戸Ｆ１ナイターで９着、９着。
情けない！！！

無理してでも買いたくなるようなレースをしてみろ！！！

「買わなくて（買えなくて）よかった」
よりも、
「無理して買ってよかった」
のほうが数倍……いや、数十倍嬉しいんだから。

私が、買えなくてもさほどソワソワしないような競輪は、どうかしちゃってるに決まってるんだから。

最近知ったことなのですが、
私以上に下手の横好き競輪ファンだった親父が生前、
「息子（私）が劇団の活動資金に困っているから、なんとかしてあげたい」
と、妹の彼氏（現旦那）から勝負権を引っ張ったことがあったらしいです。

親父はバカ過ぎました（笑）が、以前の競輪には、それほどの魅力があったことも事実。

私は親父を見習ってはいけませんが、
競輪は、あの頃の競輪を見習う必要がありそうです。

やれよ、競輪！！！

では、また。