連載企画

ボートレースの
ルールを学ぶ

第7回 ~展示航走ってなに?~

更新日:2021/1/29 カテゴリ:ボートレース


この連載企画も7回目!
前回の「出走表からわかること」で出走表の見方はバッチリ!ですよね?(*´ω`*)

ボートレース場に到着、出走表をGetして・・・あれ!?
まだ締切時間前なのにボートが走っている!?
もうレース始まったの!?

・・・安心してください!
これは「展示航走(てんじこうそう)」という、モーターやボートの調子を見せるものです。

競馬でいう「パドック」、競輪だと「選手紹介、足見せ」、オートレースでは「試走」のようなものです(`・ω・´)

展示航走は前のレースが終わってすぐに始まることが多いです。
次のレースに出場する選手が出てきて、実際のレースさながらに、位置取りやスタートを行います。これが「スタート展示」です。
(スタートや進入コースについては【第3回 ~ボートレースの基本的なルールをお勉強☆~】をおさらい☆)

「スタート展示」の後はそのまま「周回展示」に突入!全力で!2周!します!
(荒天時は1周になることもあります)
ここで直線の走りと旋回を見せてくれるんですね。
ちなみに、レースに出場する選手は周回展示に参加しないとレースに出場できないんですって!

この「スタート展示」と「周回展示」2つを合わせて「展示航走」と呼びます。
展示航走後の整備はできないので、ここで見せた状態でレースに臨みます!

さて、みなさんが気になるのは「で、何をチェックすればいいの?」
というところだと思いますd(^^*)
いろいろとチェックポイントはあるのですが、いくつかご紹介♪

1.スタート前の位置取り
 有利とされている内側のコースを狙う選手が多いので、まずは誰が内側を取るのか注目しましょう!
 ただし!本番レースでは駆け引きにより、スタート展示と変わることもあるので注意!

2.スタートのタイミング
 選手は大時計が0秒を指す瞬間にスタートラインを通過することを目指しています。
 そこで!展示航走終了後にスタートタイミングを撮影した写真を見て誤差の修正をするんです!
 例えば、「スタート展示は0.4秒のフライングだった!」という場合は「本番ではもう少し遅らせよう」といった感じで調整するそうです!

3.ターンマークの攻防
 ①ターンマークに誰が早く、どう入っていくか
 ②外側にふくらんで旋回していないか
 ③旋回後の加速具合
 をチェックしましょう!

4.展示タイム
 展示タイムは、周回展示2周めの第1ターンマーク旋回後の直線300メートルのうち、後半150メートル部分のタイムを計測しています。
 この展示タイムはとっても重要!タイムが遅かった艇は予想から外す!な~んて言われちゃうくらい重要!
 このタイムが良いほど直線でのスピードが速いと言えます。
 ちなみに、たった0.15秒違うだけで1艇身もの差が出るとかΣ(゚д゚;)

他にも注目ポイントはありますが、まずはこの4つをチェック!
周回展示は直接見てチェックしてもOKですが、場内のモニターでも見ることができますよ☆
スタートタイミングや展示タイムなどの情報も表示されていることが多いので、チェックしてみましょう!

本日のまとめ!


さて、チェックポイントがわかったところで!次回、いよいよ舟券の購入に挑戦です!
ではでは~(・ω・)ノ


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